010-026　いかるが援農会・こだわり栽培「シルクスイート芋」

　斑鳩町の南西部に位置する稲葉車瀬地区。小倉百人一首に詠われた三室山、竜田川の近くにあります。我々の地区でも高齢化、後継者不足により耕作を放棄される田畑が増えてきました。そこでこの問題を憂慮した町民９人が集い、「いかるが援農会」を結成し、高齢化でブドウ栽培を止められた方の畑をお借りし、ブドウの木を抜き、耕してサツマイモを栽培することにしました。栽培の方法は肥料としてカニ殻、エビ殻、蛎殻を施し、草対策にはトウモロコシの粉から作られた生分解性マルチを使っています。このマルチであれば、収穫後にやっかいなゴミにはならず、最後には分解して肥料になってくれます。
　耕作放棄地の問題には全国的な解決がなかなか難しい問題ですが、考えを同じくする者が集い、さらに仲間を増やしつつ力を合わせ、世界文化遺産「法隆寺」のあるこの斑鳩の里の景観を環境保全型農業と行うことで守っていきたいと考えています。
　そんな我々の熱い想いのこもった「シルクスイート芋」を安心していろんな料理につかっていただき、おいしくお召し上がりいただければ幸いです。
　ヤマヤスファームは奈良県認定のエコファーマーです。

事業者：ヤマヤス・ファーム