産業論・中小企業論・地域経済論を専門とする著者が、
農山村地域をベースにする「地方小都市」山形県長井市の
産業経済の歴史を踏まえ、市内の70事業所を訪問し、
新たな時代の豊かな「農工のバランスのとれた田園都市」形成の
可能性を論じた1冊。行政関係者・企業人必携の産業集積研究書。
【本書「はじめに」より】
私が初めて長井に足を踏み入れたのは1994年10月のことであった。
戦後電子部品企業の城下町として歩んできたが、将来を見据えて新たな
産業振興に取り組みたいと助力を請われ、以来今日まで36回の訪問を重ねてきた。
私の「地方産業振興・企業誘致のポイントは人材立地にあり」という仮説も、
地元中小企業を基盤とする地方都市の機械工業化に関する知見も、
ルーツの一つはこの長井市にある。90年代以降、企業城下町の盟主たちが撤退し、
人口減少、高齢化に直面した同市は、農業・工業両部門で独自の展開を見せ始める。
その経緯は日本の地方小都市の今後を占う縮図の重要な示唆に溢れている。
本書はその経験に目を凝らし、そこから地域産業振興の未来への指針を汲み取ろうとするものである。
■著者:関 満博(一橋大学名誉教授)
■発行:平成30年8月24日
農山村地域をベースにする「地方小都市」山形県長井市の
産業経済の歴史を踏まえ、市内の70事業所を訪問し、
新たな時代の豊かな「農工のバランスのとれた田園都市」形成の
可能性を論じた1冊。行政関係者・企業人必携の産業集積研究書。
【本書「はじめに」より】
私が初めて長井に足を踏み入れたのは1994年10月のことであった。
戦後電子部品企業の城下町として歩んできたが、将来を見据えて新たな
産業振興に取り組みたいと助力を請われ、以来今日まで36回の訪問を重ねてきた。
私の「地方産業振興・企業誘致のポイントは人材立地にあり」という仮説も、
地元中小企業を基盤とする地方都市の機械工業化に関する知見も、
ルーツの一つはこの長井市にある。90年代以降、企業城下町の盟主たちが撤退し、
人口減少、高齢化に直面した同市は、農業・工業両部門で独自の展開を見せ始める。
その経緯は日本の地方小都市の今後を占う縮図の重要な示唆に溢れている。
本書はその経験に目を凝らし、そこから地域産業振興の未来への指針を汲み取ろうとするものである。
■著者:関 満博(一橋大学名誉教授)
■発行:平成30年8月24日
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- 1冊 A5判 全499ページ
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