日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】
    日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】
    日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】
    日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】
    日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】
    日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】

    しまねけん つわのちょう

    島根県 津和野町

    日展入選作家による象嵌の桜の花びらが風情豊かな「花ちらし菓子器」【1396708】

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    ◆伝統技法「三島手(みしまで)」を用いたオリジナルの器
    素地土(胎土)に桜の印紋を押したのち、白い化粧土を施し、ある程度乾いたところで表面を削り取って桜模様を際立たせた、「象嵌(ぞうがん)技法」と呼ばれる装飾法を用いた菓子器(φ18×H6.5cm)です。焼成後、再び桜色に仕上がる釉薬を施して二度焼きした作品は、器の中で花びらが浮き上がるような印象を受けます。
    つくり手は津和野の陶芸家・中尾厚子さん。数種の土を混ぜてつくる「土被せ」手法により、自然に現れる陶土の亀裂を生かした「裂華紋」と呼ばれる独自の作品をメインに創作活動を行っています。
    今回お届けするのは、「裂華紋」シリーズとは手法も雰囲気もまったく異なる、桜がテーマの作品。日本人が愛してやまない桜は、中尾さんの人生の節目を飾ってきた大切な花でもあることから、この桜シリーズもまた、中尾さんが力を注ぐアートワークのひとつとなっています。
    お菓子や副菜を盛るのに格好の深めの小鉢ですが、桜の季節に飾ったり、花を活けるなど、さまざまな使い方でどうぞお愉しみください。

    ◆陶芸家・中尾厚子さんの作品は津和野の「自然」が根底に
    津和野で生まれ育ち、国内外に移り住んだのち、再び故郷に戻って作陶に励む陶芸家・中尾厚子さん。津和野の自然豊かな情景を常に思い浮かべながら創作を続けているという中尾さんは、乾いた大地の亀裂や樹齢を重ねた古木の樹皮の自然なひび割れに心惹かれ、陶土が乾く際に現れる亀裂にも面白みを見出します。収縮率が異なるよう数種の土をブレンドした陶土を二層に貼り合わせる「土被せ」技法を確立し、以来、陶土の自然な亀裂を技で引き出す「裂華紋」と呼ばれる独自の作品群が中尾さんの主要作品に。「日展」には計7回入選、その他数々の賞も国内外で受賞しています。
    またそれとは別に、伝統的な「三島手」手法を用いた印紋と手描きによる繊細な器や、桜がテーマの器づくりも行っています。
    社団法人 現代工芸美術家協会 本会員、全陶展 常任理事 評議委員も務めています。

    サイズ:φ18×H6.5cm

    津和野町で行っている製造加工工程:原材料の仕入れ、成形、絵付、焼成、梱包

    返礼品について

    容量
    ■お礼品の内容について
    ・菓子器[1個]
      製造地:島根県津和野町
    消費期限
    ■生産者の声 指先で土を伸ばしながら成形する「手捻り」、板状や帯状の粘土をつくり、切って貼り合わせて成形する「板づくり」、さらに試行錯誤の末、独自に編み出した「土被せ」の技法を合わせた、複雑な手法による創作を主に行っています。そうして生まれた作品には、電動ろくろで形成し釉薬をかけて焼成した、窯変で魅せる一般的な陶器とは違った、力強く素朴な趣きを感じていただけるでしょう。陶土に偶然生じるひび割れをモチーフにした「裂華紋」は、自然の摂理と自由な発想が融合したユニークな作品です。 また、今回お送りする伝統的な「三島手」の器や桜の印判を施した器の制作も、大切なライフワークとなっています。 平鉢は、普段やおもてなしの食卓で、またジュエリーなどの小物を入れたり、剣山を使って小さな生け花をお愉しみいただいたり、と暮らしのさまざまな場面で愛でていただければ幸いです。
    事業者
    クンストホーフ津和野

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